知っておきたい脚の「むくみ」と「血液」の関係
夕方になると脚が重い。デニムがキツくて痛い。ブーツが入らなくなる。靴が窮屈で歩きにくいなど、朝とは違う状況になったことありませんか?
子供の頃はあまり気にしたことなかったのに、年齢を重ねるに連れて症状が悪化していく感じがする。
この症状は「むくみ」「浮腫」からきています。
脚が重くなったり、着ているパンツがキツくなったりと感じたら鏡を見てみてください。足首の辺りから膝辺りにかけてパンパンになっていると思います。そして普段の脚よりも太くなり、皮膚を指で押してみるとへっこんだままで戻りが悪い。これを浮腫といいます。
なぜ脚は浮腫む?原因は?「むくみ」のメカニズム
むくみの原因は、体を流れる血液の循環が悪くなることで引き起こります。
血液は心臓から送り出されて体中を巡り、また心臓に戻ってきます。しかし、血液を送り出しても戻りが悪い場合は一定の場所に血液が溜まってしまいます。溜まってしまった血液がむくみの原因です。
ではなぜ、血液はむくみと結びつくのか…。それは血液の役割が大きく関係しています。
血液の重要な役割
心臓から送り出された血液には、栄養や酸素を全身の各組織に届ける働きがあります。余分な水分や老廃物二酸化炭素などを回収しながら心臓に戻る機能があります。また、血液によって体温を一定に保つ働きもあります。
このような働きは、血液の循環が良い場合のみ機能しています。血液循環が悪いと、栄養が送り出されず余分な水分も回収されずに溜まったまま、体温も一定に保てない状態に陥ってしまいます。
このように、血液の循環は人の体にとても重要で大切な機能です。血液との関係を踏まえた上で知っておきたい脚のむくみをお話します。
脚が浮腫みやすいのは…
脚は体の一番下に位置しています。このため血液を心臓に戻す際に重力に逆らって戻す事になります。しかしこの血液をちゃんと戻してくれる役割を脚のふくらはぎが果たしてくれています。
ふくらはぎを動かすことでポンプのような役割を果たし、血液を下から上へ押し上げる働きがあります。ですが、ふくらはぎが役割を果たさなければ血液は下に溜まった状態です。
体の中でも一番血液を戻しにくい部分でもあり、ふくらはぎが正常に働かないことが多くあるので脚の浮腫みやすさに繋がります。
脚がむくみやすいと感じたら、血液を戻すポンプの役割を担う「ふくらはぎ」を鍛えたり、マッサージしてあげると良いです。
まとめ
血流とむくみの関係を理解したうえで、上手に血行促進ができるように心がける事が必要です。