靴底の擦り減り方は体からのサイン
履き続けた靴、底がすり減って履けなくなる。でもよく見てみると、どの靴も同じ擦り減り方ではないでしょうか?
これは、体トラブルのサインです。靴底のすり減りでわかる体のトラブルについてお話します。
靴底擦り減る原因
靴底が擦り減る原因は、歩行時の足3点同時着地ができていない事。
3点同時に地面につかず一部分だけ先につく事、それはそこの部分だけで体重を支えている事を示します。
あるいは、そこの一部分で地面を擦っている事がわかります。
正しく3点同時に着地している人の靴底はすり減りません。長年履き続けても、底全体が均一に減っていきます。
3点同時着地とは?
足を地面に下ろした時「親指」「小指」「かかと」が同時につく事。
正しい歩行姿勢、歩行方法で歩いていれば自然と出来ている事です。
靴底すり減る・3点着地が出来ない体のサイン
正しい歩行方法が出来ない、様々な理由が考えられます。
- 豆や魚の目などによる足の損傷
どこかに痛みを感じ、そこの刺激を避けるように歩くため3点着地が出来ない。
- 骨盤・体の歪み
重心を真っ直ぐに歩けず、傾いた姿勢で歩行するため。
- O脚やX脚、内股
足の歪みによって、足裏を地面と平行に下ろせないため。
- 歩き方のクセ
長年染み付いた歩き方のクセ。どうしても自分が歩きやすいようにしてしまうので、足を高く上げなかったり擦り歩きをするため。
- 合わない靴選び
サイズが合わない靴やヒールが高い靴を履き、転ばないように疲れないように歩こうとするため、偏った歩行になる。
その他にもケガや病気によって歩行に支障がある場合。加齢による筋力不足なども原因の1つとなっています。
靴底の擦り減り防止策
擦り減りを無くすには、正しい歩行方法を身につけることです。
歩き方を変えるのは、そう容易いものではありません。しかし、今後の体の歪みや足の歪みを考えたら早めに治していく事がベストです。
背筋を伸ばし、しっかりと脚を上げ、3点着地を心がけましょう。
靴底の擦り減りをなくす為に歩き方を見直す事で、体の軸が真っ直ぐ安定する、歩き方が美しくなる、靴が長持ちするなどのメリットがあります。スタスタと歩けたら格好良いですよね。